この日は、朝ホテルでお客さんを箱根観光の手配バスに乗せて手え離した。上海から付添いのK副経理に軍資金持たして、一行は箱根観光した後に京都へ移動。待ち合わせは明日の夕刻JR三ノ宮駅の「金の鈴」。それまでに溜まった仕事を片付けな。
資料の作成とメールの交信こなして、この日は早めに帰宅。
移動時間が増えると読書の時間が増えるっちゅうことで、最近の読書は以下の通り。
1.姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)
2003年8月 京極 夏彦 講談社 621ペ−ジ
京極堂シリーズの第1弾。今回は愛蔵版ハードカバーで読んだけど、ノベルス版は1994年9月
発行で
京極夏彦のデビュー作。
前から、この作家は気になっててんけど、最近読んだ「大極宮」やガイド本で刺激を受けて読
んでみた。まぁ読む前から判ってたけど、この本は重たかったな!て中身もそうやけど、本自
体が分厚うて実際重たいんや。
読んでみて思うたんが、「この人なにもの?」ちゅう感じ。
ジャンルも設定も独特やけど、このボリュームでこれだけのもんをデビュー作で書いてくるちゅ
うのが信じられん感じ。
「
メフィスト」(講談社の文芸雑誌、推理小説中心、小説現代の「増刊」で年3回発行)への持ち
込みで採用され出版されたらしいけど、その後原稿持込み制度化されて「
メフィスト賞」
ちゅう賞が創設されたんやて。
ちゅうほどのもんやから、まぁ面白うかったわ。
後の直木賞作家を馬鹿にしたらあかんね。けど文体見とったら1963年生まれの同世代とは思
えんな!
まだまだシリーズ作があるから楽しみや。どれも重たそうやけどな。それと映画化もされてるか
ら、機会があったらDVD借りて視てみたいね。

2. すべてがEになる
2000年1月 森 博嗣 幻冬舎 503ページ
森博嗣のエッセイちゅうか日記本。1998年の著者の1年間の日記をまとめて本にしたもの。
内容は元々ホームページで公開されてたやつ。
これが第1刊で第2刊が前年(1997年)の日記をまとめた「毎日は笑わない工学博士たち」。
こっちは先に読んでんねん。
森博嗣の作品は相当読んでるけど、この日記を見てると「時間を作ってようやってるな」って
関心するわ。
それと1作書くのが早いね。構想錬る時間はあるんやろうけど、OUTPUTが相当早いわ。書きだ
したら一気に仕上がる感じ。集中力を感じるで。比べたら失礼やけど真似出来へんね。
出版予定が1年先まで固まってるちゅうのは知らんかったな。脱稿してから本にするまで、
ゲラのチェックやらなんやらの校正作業って結構かかるんやね。
この作家で好きなんは筋の通ってるとこ。言論がぶれんとこがええわ。けど、この本で写真見
たけど、本の表紙のイラスト通りの坊ちゃん顔なんには笑うてもたな。犀川先生のイメージとは
ちょっと違てた。
ちなみに
森博嗣は前出の
メフィスト賞の第1回受賞者。

3.ラグナロク洞「あかずの扉」研究会影郎沼へ
2005年5月 霧舎 巧 講談社文庫 520ページ
ノベルス版は2000年11月の出版。
「あかずの扉」シリーズの第3作。前作までの「館もの」、「孤島もの」に続いて、今度は「洞窟も
の」。著者も作中で触れてるけど、本格の王道を行ってるわ。
まぁ今回も楽しく読ませて貰うたわ。
この作家も1963年生まれの同世代で第12回
メフィスト賞の受賞者。
文中から伝わる感覚からしたら、この作家の方が親近感あるな。
「推理小説好き」が伝わってくるわ。

4.自来也忍法帖
2003年2月
山田風太郎 2003年2月 286ページ
忍法帳シリーズの1作。「自来也」による勧善懲悪もの。
まぁ、いつもの娯楽小説やけど、おもろいからええわ。
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